ブランド品の鑑定に協会基準判定士は必要?

協会基準判定士 その他

こんにちは、なるきちです!

今回はブランド品の真贋についてです。

 

・ブランド品せどりをビジネスとしてされている方

・将来的に、起業予定でブランド品を扱う予定の方

・ブランド品が好きで資格、許可証等があれば取ろうと考えている方

 

上記に当てはまる方が一度は考えたことがありますよね?

『ブランド品を扱う上で資格や許可証が必要かどうか?』

 

私も卸売から仕入れたブランド商品を扱っていたこともあり、
この件について気になったので記事として書いています。

 

結論から書いちゃいますと、ブランド品を扱う上で

『特別な資格や必須の許可証は必要ない』

です。

 

『真贋や鑑定』というと資格所持者のみ
判定できると思われがちですが、
完全に、

個人個人の目利きが真贋の判断基準

となっているようです。

 

より噛み砕くと、
真贋判定が出来る方は
商品のリサーチ経験値で
『商品が本物か偽物か』を判断します。

 

日々様々なブランド品を扱う中、
市場に出回るコピー品も一定量出てくるわけで、
膨大な商品リサーチをして
商品の真贋判断に関する経験値を蓄積していく。

といった具合でしょうか。

(この記事の内容はヴィンテージ品や
アンティーク品を除いたブランド品に限りますが)

 

私もブランド品を扱いますので
偽物と本物の違いについて多少は勉強しました。

完全に素人意見ですが、
ざっくり偽物と本物の違いについて書くと下記になります。

大前提として、ブランド品を扱う中では
部分的な真贋判定ではなく、総合的に判断していく事が重要

・文字、ロゴの粗さ、ムラの有無・シリアルナンバーの有無・シリアルナンバーの数字列は各ブランドの製造仕様に沿っているか

・アルファベット、刻印の大きさ

・ビス(ボタン)の丸み、刻印はハッキリ見えるか

・ボタンの尖りはしっかりしているか(丸くないか等)
(偽物の細かい部分は共通して作りが荒いように感じます。)

・安っぽい金具ではないか

結構難しいイメージありますけど
シンプルっちゃシンプルですよね?

 

取扱商品を増やして販売経験を積む中で
徐々に目利き出来てくるのではないでしょうか。
偽物も日々ハイクオリティなものが
出回っているとは思いますが・・・

 

で、結局、ブランドの真贋判定に
必要な資格や許可証は必要ないのですが、

『協会基準判断士』

という資格が

『日本流通自主管理協会』

の中であるようです。
このことについて解説していきます。

 

目次

日本流通自主管理協会とは

『日本流通自主管理協会』って
あまり聞き慣れない言葉ですよね。

1998年4月に設立された一般社団法人に属する民間団体です。

以下公式ページより引用です。

日本流通自主管理協会(略称AACD)は、
並行輸入品市場での、
“偽造品”や“不正商品”の流通防止と排除を目指して、
1998年4月に発足した民間団体です。

私たちは、消費者の皆様が安心して買い物ができる、
確かなブランド品市場を形成するために、
関係諸機関・団体、及び、関連企業等と連携をはかり、
「協会」独自の商品取り扱い自主基準を定め、
監視・管理システムを確立し、
積極的な活動を展開しています。

この団体が作られる1998年以前から、
偽物の流通量が増えていて
卸売業者や小売業者が偽造品の流通及び販売に
困っていたのではないのでしょうか。

 

並行輸入品について補足しますと、
ブランド品のメーカー会社と販売代理店会社の正規契約による
正規ルートや代理店販売ではなく
個人間や一般流通された商品を取引及び輸入した商品になります。

正規輸入品・・・国内販売会社との正式な代理店契約を行った正規ルート

並行輸入品・・・正確な流通経路が不明な輸入品、非正規ルート

 

その並行輸入品に関する抜け穴を上手く見つけて
偽物を安く仕入れて日本に流通させた輩がいたわけですね。

 

恐らく、
中国かどこかの偽物販売業者と取引して、
偽物を日本に流通させた日本人業者が存在したのでしょう。
当時の在日中国人が流通させたことも十分考えられますが。

 

そうなると、正規品を取り扱う業者にも弊害が来るわけで、
偽物の流通・販売を防ぐ為にこの国内での独自団体を設立した。

といった経緯でしょうか。

 

民間団体が設立されたとはいえ、
今でも偽物が流通してますよね。

手に負えない規模なのでしょう。汗

 

もちろん、日本流通自主管理協会では、
ブランド品の真贋研修や個人相談など
ブランド品に関するサポートを一通り行ってくれるようです。

日本流通自主管理協会の公式ホームページはこちら

 

協会基準判断士とは

日本流通自主管理協会は、
日本国内の偽物ブランド品の流通・販売を防ぐ目的で
『協会独自の鑑定士の資格』を設けました。

 

それがブランド品の鑑定士の資格である

『協会基準判断士』

ですね。

 

この協会の資格を各法人会社の社員が持つことで、
ブランド品の真贋ができる確実な正規品取扱業者として信頼を獲得できるわけです。
(法人単位の資格ではなく、法人の社員1人1人の資格になります。)

 

現状として、
偽物の真贋・真偽に対する法整備が整っていない最中、
(厳密に言うと、メーカーにしか真贋の基準がわかりません。)

独自に設立された協会に年会費を支払い、資格を取ることで
ブランド品に関する知識のある企業として信頼を得るってことですね。

 

古物商との関係性

古物商との関係性もありそうで少し気になりますよね?

ですが、特にこれといった関係性はありません。

 

強いて言うなら、
中古品を扱う上で、古物商は必須の許可証になります。

中古のブランド品で稼ぐ場合は要取得ですね。

 

まとめ

日本流通自主管理協会には、
ブランド品に関して蓄積されたデータや真贋ノウハウが詰まっているので
入会して手っ取り早く本物のブランド品に関する知識を付けるのも良いですね。

 

2020年5月現在、
ブランド品に関する必要な資格・許可証などは必要はありません。

 

将来、ブランド品を取り扱うプロの業者として
事業拡大をするのであれば、
この協会に入会して資格を取るのもありですね!

日本流通自主管理協会の公式ホームページはこちら

コメント

  1. リリー より:

    こんにちは、りりーです。
    ランキングから来ました。
    バッグを鑑定してもらったことがあります。
    やはり必要だと思います。
    ありがとうございます。

    • なるきち なるきち より:

      リリーさん

      コメント頂きありがとうございます!
      鑑定後の結果や内容はいかがでしたでしょうか?

      コメント気軽にくださいね。

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